adhdの原因

AED

adhdとは、注意欠陥・多動性障害(Attention Deficit / Hyperactivity Disorder)を略したものです。
多動的・不注意的・衝動的な症状を示す、発達障害および行動障害を指しています。

adhdの原因は、現在も研究中ですべてが解明されているわけではありませんが、近年、中枢神経系つまり脳の障害であるという説が有力になってきています。

人間の脳には前頭葉や大脳基底核と呼ばれる、意欲・感情・注意力・集中力に関わる部分や人とのコミュニケーションを司る部分があり、何らかの原因でその機能が低下してしまったことが、adhdの原因ではないかと考えられています。
また、日米の共同研究チームによると、adhdの原因となる前頭葉の収縮が、幼少期に親や教師から暴力や体罰を受けた子どもによく見られるという報告もされています。

つまり、子どもの頃に受けた暴力・体罰が原因で、脳にある前頭葉が萎縮しadhdの原因となった例もあるということなのです。
その他にも、adhdの原因として遺伝的な要素を挙げる研究者もいるなど、adhdの原因がどこにあるのか諸説あるのが現状です。

しかし、いずれにせよadhdの原因が、脳の障害という器質的なものであり、たとえば親のしつけ方が悪いとか、本人の努力が足りないというような環境的なものではないということは明らかになってきています。
このように、adhdの原因が脳の障害にあるということが社会的に正しく認知されることによって、adhdを抱える本人やその家族にとって望ましい社会になっていくのでしょう。